出産育児で仕事を辞めても、社会復帰の方法はある
出産や育児が理由で退職する女性の多くが、その後の再就職を希望していることは統計等からも明らかです。 ただ、一番確実に仕事になりそうな資格を取る事を真っ先に考える、という傾向が強いのも、どうかなと思います。実際仕事に就いても、気持ちを込めて仕事が出来るのか疑問だからです。
何のために仕事をするの?という動機の部分で、「お金だけ」なら、時給さえもらえれば良いのかもしれません。でも「自分を成長させるためにやるんだ」というのであれば、もっといろんな選択肢を考えていいと思う。
母親、というのは社会人としての一つの役割であり、自分が担える役割は他にもたくさん存在するんです。社会活動でもいいし、趣味でもいい。母親以外の立場に帰る場所があれば、それが社会復帰ではないでしょうか。
一生「母親」という立場だけで生きていくのは苦しいし、子供にも迷惑かもしれない。子供が自立して、いつかその役割が終わる日のためにも、違う役割を担って自分を成長させることはとても大事なことだと思います。
2006/Sep 志村双葉
コミュニケーション・コンサルタントとして思うことを、コラムにして発信します。
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