プラズ・マ|今ドキ・コスメ

※このページは、2010年7月〜2013年4月までに志村双葉によって執筆されたブログ「今ドキ・コスメ」をまとめたものです。現在運営されているブログ「Raw Food Life Blog」はこちらから。

心を育てる体。体を作る食。食を求める心。

2011年09月07日0:47:27
酵素栄養学を学ぶにつけて、今までごく一般的なニッホンのハハとして、食生活を紡いできた自分の常識がいかに曖昧だったのか・・・と深く反省しています。
5大栄養素のことは学校で習う程度には知っていたし、高カロリーを避けて、野菜を中心にして、玄米や発酵食品を使って...まあこの程度でも、どっちかというと食に関心のある方かな?と思っていたのです。
でも、その程度の常識をかいくぐって食品の添加物はあらゆるものに含まれているし、外食も散々してきたし、分かっていたけど避けられない現状の生活の中で、できることは少なかった‥。
私が子どもの昭和な時代にはここまで食品添加物が混じってはいなかっただろうから、私の体の基礎は子どもの体の基礎よりも強いかもしれない。
娘には「ごめんなさい」「せめてここからは知っていてね」と本当に思います。
私は心育セミナーという、子どもの心を育てることを目的としたセミナーも主催しており、心を育てる為に、心と体は一対だという話をします。
体だけを育てるのではなく、心も育てつつある意識を大人が持つことで、子どもの大切な心育てをしていこうという目的です。
でも、今回その体はまぎれもなく食べものでできている、ということも深く学び、その食を人間はどうして求めているのか?と考えると、そこには人間の「食欲」という欲=要求が潜んでいることに立ち戻るのです。
私たちは生きる為に食べるのであって、心の欲求を埋める為に食べるのではなかったはず。
でも今の生活は、体の要求に基づいてではなく、心の飢えを満たす様に食べてきているように思える。
また添加物で嗜好性を高められた食べ物につられて、癖付けられて食べてしまっていることも多いように思える。
そんな体では、心の成長を望むべくもないのでは?ということに今更ながらハっと気がつくのです。
今回縁あってローフードをきっかけに、ナチュラルハイジーンの考え方を知り、食べ物という毎日当たり前の様に手に取り食してきたものへの接し方をガラっと変える事ができたのは本当にいい経験だったと思います。
よりこの食の知識を深めて、普通のニッポンのハハが毎日作る料理が、子どもや家族みんなの体をきちんと作れる様になることへ貢献したいと思います。
食を心の飢えを満たす為に求めるのではなく、心をしっかり育てる事の出来る体を作るもの、としてとらえて。

冬支度を前に 自分らしさ を 考える

2011年10月30日10:19:32
寒くなって今年もまた冬に着るものを考えます。
毎年毎年繰り返す、季節が変わるだびに『去年は何を着ていたのだろう?』という愚鈍な自問。
結局クローゼットに入りきらないほどの洋服があるのに、繰り返して着ているものは同じ様なものばかりで、それ以外のものは死蔵されているのだから、いい加減この愚かな行為を改善せねば、と真剣に思うのです。
(で、出来ていない訳だから、何をか言わんやですが)どうしてこうなってしまうのか?さすがに私1/2世紀通過人として、考えずにはいられません。
思うに日本人が洋装文化を取り入れてたかだか100年程度。
そこにはまねて、消化して、消耗した所までで、成熟、、、はこれからなんじゃないか?と。
ようやく日本のファッションというか衣服文化の成熟期がこれから始まるのではないかと思う反面、私自身の問題はどうだ?結局自分はこうだ、という確固たる信念がないから、そのときそのときの流行に左右されて、毎年違うテイストのものを購入。
結果まとまりがなくて、バラバラになる。
つまりは自分らしさを把握できていない、という愚かしさの象徴だってことなんだわ。
これは情けないな....実は私この数ヶ月で酵素ダイエットでマイナス9キロの体重ダウンを達成しました。
(まだまだ減らすつもりだけど、この先は結構厳しくてなかなか落ちません)そのため、今までの洋服が結構合わなくなってしまった。
非合理な様な嬉しい様な。
だからといって今までのものを一掃することもできないし、さて困ったな、という状況でもあるのです。
私らしさって何だろう?私らしい、ことが分かっていれば、身にまとうもののイメージもつけやすい。
私は正直 まっすぐ でも 裏道も好き 愉しいが好き 成長が好き 生み出すが好き 美しいものが好き まじめ 感じ取るのがすき 愛しい気持ちがすき 自然がすき 人がすき 心の機微がすき 直線が好き 丸も好き きれいな色合いがすき 柔らかい感触がすき 天然の素材がすき料理がすき 食器がすきあ〜〜〜全然ファッションと関係ない。
だからだめなのね。
結局ファッションそのものと縁遠いところが好きなんだな。
私の親しい女性に、もうずっと同じブランドの服をいつも上手に組み合わせて、着こなしている人がいます。
彼女とそのブランドがもう一体化しているかのよう。
とても羨ましいといつも思っているけど、私には一個のブランドをそこまで信望することができないし、しようと思わない。
だからそうなっていないのです。
つまり着るものにこだわりがないから、こうなるってこと。
でもまとまりのない使わないものに囲まれているのはイヤだと思う。
困ったな。
近藤まりさんの「ときめくお片づけ」を実践してみようと思うのですが、あまりのものの量に、いつ手を付けるか決められず・・。
ああこんな自分がイヤです。
冬服をどうしようか。
というそれだけのことがきっかけなのに、結果自己嫌悪。
だけど冒頭にも書きました通り、私いい加減人生長く生きているのにこの件がこのままは避けたいと思っております。
なんとか解決しご報告したい。
と思います。
(ただの決意表明か?)

新年明けましておめでとうございます。 覚悟の瞬間 にて配信されました。

2012年01月01日14:54:29
あっという間に1年が過ぎ、2012年のスタートです。
ブログの更新もあまりできませんでした。
反省。
言い訳はしません。
今年こそ、という宣言もしません。
でも出来る限り「書きたい」と思っています。
昨年は一昨年に引き続き色々なことが起こりました。
公私ともに。
それをかいくぐりながら、乗り越えながら、進んでいる家に365日が過ぎていってしまった、感がします。
実は2012年からは、その忍ぶあり方から変化すると言われていて、ずっと心待ちにしておりました。
なので今元旦の私は、ちょっとワクワク感があるのです。
さて、そんな新年から 覚悟の瞬間 というWEB配信されるインタビューコーナーに出演させていただくことになりました。
私の仕事には、企画マーケティング 人材教育 PR と3本の柱が有ります。
その一つ一つで専門会社ができるものを1人で1社で行うと言っても、なかなかピンときて頂けないことが多いですが、私にしてみれば、誰かが何かを発信する時に「伝えたい」気持ちを表すいくつかの場面のうちの3側面であって、ばらばらなモノではない。
という考え方なのです。
そのため、実際に今まで手がけてきたお仕事でも、まずアイデアレベルだったものをマーケティングベースにのせて、実現可能かを検証し、さらにコンセプトを醸造し、ターゲットにとって魅力があるかどうかを創造レベルで高める企画の段階。
更にそのブランドが実際に製品化された後は、これを消費者に伝える販売員の人たちに、ブランドのストーリーを伝え、思いを伝え、販売すること、紹介することに誇りを感じて接客し得るように教育することは、欠かせないことだと思い、自分で教育をするようにしました。
そして、ブランドがマーケットに登場して以降は、そのブランドが引き続き多くの消費者の目に触れて、愛されるように、PRという形でサポートをする。
そのためにPRの仕事もするようになりました。
それだけのことなのです。
バラバラにすることの方が、おかしいと思う位なのです。
正直ブランドを我が子のように、まず育み出産する 一人歩き出来るように育てる 歩き出した後はバックアップして見守る。
という母心そのものの様な仕事の仕方かな、と思います。
とはいえ、その思いをなぜ私が抱くようになったのか。
ということはあまりにも過去の経験からの流れで培われてきたものなので、ご存じ無い方には分かるはずもないわけです。
そこで今回のこの 「覚悟の瞬間」のお話がきたときに、ちょうど良い機会なので、私と仕事のルーツをお話ししてみようと思いました。
もうウン十年も前の、仕事を最初に考えた時のことです。
本当にどこにでもある大学生がぶつかるよくあること、だと思います。
私にできることは、いつも目の前にあることを一生懸命にやってみること。
今生きているという事実を大切に。
持っている時間、今という機会にも、感謝をしてとにかくやってみる。
そうすると工夫できる隙間が必ず見えてきて、そこを突っ込んで頑張って居続けると、やがてそれが自分の歩く道にもなる。
ということ。
ただそれだけなんです。
その思いにつながった小さなエピソードのお話ですが。
                   7〜8分くらいあるのかな。
ちょっと暇が会ったら是非見てみて下さい。
そしてよろしければご感想を頂けると嬉しいです。

子どもがアメリカに戻る日

2012年01月02日10:51:44
私の娘は今二十歳です。
17歳からアメリカの高校に留学し、そのまま今年卒業。
そして今もアメリカの大学に進学しています。
クリスマス前からの10日間の休みは今日で終了。
本日深夜の飛行機でアメリカに戻ります。
何度も迎えて送り出しているので、もう慣れっこになっているけれど、やっぱりとっても寂しい。
だけど、彼女は楽しく前に向かってアメリカで一人頑張って歩いているのだと、よく分かってて、そのことを心から応援したいと思っています。
だから、私の寂しさなんて全然うっちゃっておいていいことなんです。
自分の子どもが、もう私の想像もできない事をしている。
それだけで、本当に喜ぶべきこと。
だから、いつもの様に笑顔で送り出してあげよう、と思います。
今年はパパも一緒にお見送りに行くと言っているし。
(珍しい!
はじめて!)みんな最初から、器用に何でも出来る訳じゃない。
おっかなびっくりはじめてみて、失敗して、へまをして、情けないな〜って思って。
それでももう一回やってみて。
それを繰り返して行くうちに、何か形になっていくんだものね。
娘も今それをやっている。
私も(子どもが巣立って行く親)をやっている。
まあ、そういうことなんだな。
って思って。
元気にお見送りに行ってきます。

酵素ファスティングでついにダイエット成功した話

2012年01月03日0:41:25
私は妊娠した時に20キロくらい体重が増えて、病院で体重測定をする時にもこっそりごまかしていたほどでした。
(笑えない事実。
今はもっと体重コントロールに厳しいらしいので、許されないだろうけれど)でもそれは、生まれた子供がおっぱいで全部吸い取る、、、、というまことなまなましい仮設に基づいた計画的犯行だったの‥‥。
です。
ところが、くだんの娘は私の母乳の出の悪さに怒ったのか、何ヶ月目かなあ。
ぷいっとしたきり二度と私からは飲んでくれませんでした。
で、そこには計画外で摘み残された膨大なお肉が残されたのです。
何度も言うけど娘は二十歳なんで、それはもうきっちり20年前のことなのですが‥。
以来、私はこの積み残しを撤去するために、正直ありとあらゆるダイエットを試みました。
その辺の女性が目にする殆ど普通のダイエット方法はみんな試して、そこそこの結果も出しました。
でも、痩せてほっとするもつかの間、家族の問題、会社の問題、あんなことこんなことにかまっている間にあれれ??リバウンドってこと?の繰り返しでした。
そう、私は本当にありがちなダイエット&リバウンド蟻地獄に何度も落ちている、かっこうのダイエット産業のターゲットです!
だけど、その数々の失敗を重ねたからこそ、把握した(ちょっと、いやかなり 遅いけど)正しいダイエットできる方法をやっとこの年で見つけたのです。
それはローフードに興味を持ったことから始まった酵素栄養の知識に裏付けされた酵素ダイエットです。
飲む、または食するクオリティの高い酵素を使って、ファスティングをすることで基礎代謝分のカロリーはしっかり摂取しながら、形ある食品を食べることはしない(=断食)することで、体にまとわりついている無駄な脂肪を落としていくというダイエット方法です。
詳しいことは、プラズマでは今年から毎月第二土曜に開催(1月のみ第三土曜日です!)する酵素ダイエット教室でご説明しますが、結論は「何をしようと、結局カロリーダウンでは決して痩せない」ということなのです。
私もこの酵素ファスティングをしながら、コレまでのどんなダイエットでも成功できなかったマイナス10キロを実質5ヶ月で達成できました。
途中ひもじくて苦しくて逃げ出したいようなことはない!
勿論口寂しいとか、おいしそうだな〜という要求はありますが、それも上手にリリースする方法もあり、本当に今までのダイエット達はなんだったのか??という結果を体験しました。
女性が綺麗になるためのダイエットは、否定はしませんし、綺麗になろうという意欲はとっても大事だと思っています。
でも既に人生1/2世紀を通過した今は、本当に健康な体でいるために、不必要な脂肪は取ることが重要だと思っています。
脂肪は贅肉としてだけでなく、私たちの脳みそにも心臓などの臓器にも蓄積してその機能を滞らせます。
そして更に様々な病気の温床となっていくのです。
なので、今の私のダイエットは美のためだけならず。
寧ろ健康を求めていった結果、おまけのようについてくるダイエット効果なのです。
本当に簡単で私が今までに行ったどのダイエット方法よりも実際にリーズナブルでした。
なによりいつまでも(決して本当は)痩せないダイエットではなくて、本当に短期間に結果を出せる、ダイエットだったから。
もし、健康のために体重を落としたい。
ついでにダイエットもできて綺麗になれたらもっといいな、と思う方はいつでも説明させて下さい。
というよりも、家庭の主婦はみんな家族と自分の健康のために酵素を上手に取り込む生活様式を学ぶべきじゃないかな。
と思います。
求めて頂ければ都合のつく限り、出向いてきますので、ご希望の方は是非おっしゃって下さいね!
一緒に健康に綺麗になって、元気な未来を作りましょう!

ブログ検索ランキングでなんと2位に??びっくりです。

2012年01月04日23:27:30
覚悟の瞬間 の配信が元旦から始まって、動く自分を客観的に見るという経験を「まんじり」とした思いで経験した私ですが‥‥なんと驚いたことに、私のこのていたらくブログへの検索ランキングが2位?ということは、読んで下さっている方がいらっしゃるということ。
か?・・・・・・嬉しいです。
なんて素人くさくてすみません。
というか素人です。
自分が出ることに関しては全くの素人。
私の会社はPRの会社でもあるので、お客様が露出することに関しては、メディアの読者なり視聴者のことを考慮して、ああして下さいこうして下さい、と平気で言えますが、こと自分に関しては、ええ??そうなん??ええ??それでいいの??の繰り返し。
紺屋の白袴、とは本当によく言ったモノだと思います。
さて、せっかく見て下さる方がいてくれる(はず)なのでちょっと思うところを書いてみようと思います。
私はそんなわけでこれまでに結構成功した(?)コスメのブランドを世の中に送り出してきました。
でもそれは勿論クライアント様ありきのプロジェクト。
私自身を発信する場面ではございません。
それは十分にわきまえております。
なので何を世に出したかは、ともかく、成功するブランドを生み出す時に、必須だと導き出した私の答えについて、記載したいと思います。
覚悟の瞬間の最初に「数々のブランドを世に送り出してきた志村双葉」とかいってくださっているのにそのことに全然触れていない内容ですものね‥。
ちょっと気になっていました(そこ?気にするところ・・・)ということで、せっかくなので明日から成功させたブランドを生み出す時のお話をブログに書きます!
明日から会社も仕事始めだし、ジャストタイミング!!

売れるビューティーブランドを作るまで①

2012年01月05日11:15:18
ということで昨日予告した今まで私が作らせていただいたビューティーブランドができるまでのエピソードをお話したいと思います!
そもそもコスメなりヘアケアなりエステなり‥。
ビューティーカテゴリーのブランドは、なぜ必要か?その本質を問いかけることから始めます。
だって、別にご存知の通り、もう掃いて捨てるほど、その手のブランドはあるのです。
今まで何も使っていなかった、知らなかった人なんていないのです。
そこにあえて今更何かを提案するのですから、誰が、なぜ、求めるのか?その求めとは、女性にとっては必死、、または必須なものか?じゃあ、どうしても欲しいと人が望むこととは何か?そこをきっちり見いださなければなりません‥データーから抽出した様な、机上の空論ではブランドなんて生み出せません。
いくつか前のブログでも書いたように、私にとってはブランドは子供同然です。
産む以上、生きた、自分で歩いていけるものでなければ産ではいけないと思うのです。
売り上げを担保したいから、売れ残っている何かを生かしたいから、こんな感じでにたようなものがあるから‥別に動機は何でもいいですけど、それだけでは絶対にだめです。
ましてや、開発担当者の見栄、や、競争心で生まれたものは、ことごとく、失敗または撤退しています。
何が言いたいかと言うと『志を込められるものをまず作る決心をする』ってことです。
その志は、当然買っていただくのですから、誰かにとって有意義でお金をだすにふさわしいもの、であること。
そして、そこに真実があるかどうか。
この追求が最も地味で、ブランドができたときには目に見えない、誰もしらない。
まさかそんなもんあって当然だと誰もが思っているけど、案外だれもやっていない基礎工事の部分です。
私が最近産み出したブランドに込めた志を構築する為に、まさにこの地味な期間を2年費やしました。
そのブランドのお話を次回に‥。

売れるビューティーブランドを作るまで②

2012年01月06日0:21:9
そのブランドを産む前提として、コスメを取り巻く状況の変化。
がありました。
どんな商品にも寿命というか賞味期限があり、新陳代謝を繰り返しているのは人間と同じです。
定番と言われる長年愛されている製品も、時と場所によって、微調整を加えている。
という話を聞いた事があるでしょう。
数年前のコスメ市場には、アンチケミカル意識というようなモノが芽生えていました。
そういう気運は色々な理由で生まれてくるのですが、アンチケミカル=ナチュラルか?というと、その存在区分もかなり曖昧なのでした。
なんでもナチュラルって言えばいいってもんじゃない。
というのが当時の私の本音。
だけど、安心して毎日使えるモノの出所が、できれば、目で見て確かめられるものだったり、作り手がはっきり見えるモノを信じてみたい、、という要求が女性の心の内に強く存在していました。
ちょうど段ボール肉まんや鳥インフルエンザなど、食品の世界の事件や病気のニュースが世間に流れて、人が自分の体に入ってくるもののルーツに気を留める様になったこと、エコロジーや、ロハスという新しい概念が流行したこと、等が背景にあったと思います。
まあ、その頃日本のコスメ市場ではまだ殆ど売れていなかった ナチュラルコスメというジャンルが台頭してきた。
ということですね。
海外諸国にはいわゆる薬屋さんとかで、普通に売っているものだったりしていましたが。
まあパッケージに色気もないし、薬草くさいイメージだし。
あまり日本人のコスメニーズには引っかからないものだった。
という状況でした。
とにかく、この環境変化の中で、女性の心の中に「ナチュラル」という要素(意味は不明だけど)がぽっと生まれて根を生やしだしたことをつかむ。
が最初の1歩でした。

売れるビューティーブランドを作るまで③

2012年01月07日10:29:20
今なら誰もが当然だと思うだろうナチュラルというエリアに新ブランドを作る、という発想の次に考えたのはナチュラルエリアの強みと弱みは何か?強みは分かりやすいけど、弱みを掘って行く作業を割と人はやりたくない、なんとなく避けている事が多い。
でもどこに真実のボタンが隠れているか分からない。
だからそれを探っていきました。
どうやって探るかというと、当たり前だけど、関連書籍を片っ端から探して読む。
ナチュラル関係の世界だと ジャンバルネ博士の植物=芳香療法 という古典的な名著からアロマテラピーの専門書はものすごい量があります。
有名なガットフォセという人の書いたこれまた古典的な名著などなど探すと本気でアロマセラピストになりたいの?って言う位の書籍があります。
この学びの過程がつまらなかったら、私にはできなかった。
と思います。
決しておごって言うのではなくブランドの核には、どうしてもこうしたい!
という必死なものがなければならないって1番最初に書いたと思いますが、その必死さを最終段階までプロデュースする立場の人間が、そう思い続けられないのであればそのブランドに魂は込められないと思うから。
幸い、アロマテラピーの世界もホメオパシーの世界も、私の頭にはNOではなく、むしろへえ!
ほお!
なるほど!
の楽しいものだったのが幸い。
何がつかめるか分からなかったけど、それらをどしどし読み、学んでいきました。
ナリュラルにこだわりたいのなら本物のナチュラルについて学ぶ。
これが当然しごくの基本。
で、次にいきましょう!

売れるビューティーブランドを作るまで④

2012年01月07日21:48:53
でも、アロマ関連書籍を読んだのは、それで何かをクリエイトする為ではありません。
コスメブランドの核になっていただく為の、プロフェッショナルの才能を探し出して、やがては、その人の能力を最大に引き出せる様になるためです。
所詮私の付け焼き刃な学びでブランドができるほど、本物は甘くはない。
だから、いずれ本物の才能を探す段階に進むことを予定していましたから予習したのです。
ちなみに今まで産み出したブランドの、いずれもの時に、その世界のプロと対峙できるよう予習を膨大にしたんじゃないかな。
消費者がどうしても欲しいと必死になれるほどの本物を作ろう、って思っているのに適当なことはできない。
ってだけのことですが。
さて、話戻しまして、当時の女性の潜在的ニーズに(なんとなく)ナチュラル、があり、コスメという市場にもケミカルによる奇跡の物語(例えば使って4週間でこうなります。
的な・・・)への飽き、または期待薄感が蔓延してきていたからこそ、ここに欲しくてたまらないものがくれば、求められる。
という答えにつながって行きました。
そして、そんなこんなの結果の、 ナチュラルコスメの弱み。
それは 今までのケミカルコスメの魔法への期待薄、とはいえ 高いコスメは効くというイメージとナチュラルコスメは (なんとなく安心だけど) 効かないというイメージの 遊離感でした。
これは両方ともある意味 イメージ だけとも言えるし、本当は寧ろ両方とも 逆だったりするんだけど。
とにかく ナチュラル だけど 効かない ではだめだ。
ってことが導かれたのでした。
 ネクスト!

売れるビューティーブランドを作るまで⑤

2012年01月08日17:4:50
じゃあ、ナチュラルでも効く、ってことをどうやって具現化するか?私の話を、もし専門家が見てて下さっているならば、「そんなの簡単」なことばかり言っているときっと思うでしょう。
だっていくらでも専門の調査機関を使って、いわゆるエビデンスをとることなんて、簡単(それなりの費用はかかるけど)だから。
効くことを証明する為に、消費者の望む悩みやトラブルをテーマに、いかに◎◎がその解決に功を奏したか、を証明する実験の設計をして、被験者を募って、よーいどん。
すればいい。
ですが、一番最初に戻ってほしいのですが、情報の嵐を浴びて、そう簡単に首をあげてくれない女性にとって、欲しくてたまらない、必死に求めるもの、になりきれますか?それで。
私は、人は何かを求める時には、必ず突き動かされる理由が潜んでいると思います。
化粧品をデパートまで出向いて買う女性には、その本当の理由があるのです。
きれいになりたい。
高いものはいいものだ。
皆知っているブランドだから信用する。
勿論そうです。
でも、もっと心の奥へ。
奥へ入っていって、潜在的な意識の中にピクっと反応する真実がある。
そこに当たる何かを探さないと本当に売れる、という結果にはなり得ない。
マーケッターの方々が、結局いろいろな調査や、試験をしても、最終的に、これでいこう!
って決定するのは、そんな数字の結果じゃないはず。
そして、その数字を出している作業は無駄とは言わないけど、途中からもはや確認作業になってるはず。
すでに心の中に回答がある。
状態になっているはずだから。
じゃあその回答とは.....?勘がそこに間違いない!
って示してくれる何か。
マーケッターはクリエーターでなければならない。
誰の目にまだ見えていない、そのブランドが出来た時の心の形をクリエイションするのです。

売れるビューティーブランドを作るまで⑥

2012年01月09日9:30:28
じゃあ、その勘が間違いない!
と示すものが何だったかと言うと、ナチュラルな素材が人に本物の効果をもたらすことを心の底から知っている、信じている、プロフェッショナルの人の力で、製品開発をすること。
だったのです。
製品開発を、プロ以外の人がやるんかい?ってつっこまれそうなんですが。
そもそもアロマテラピーで使用している素材である エッセンシャルオイルや、ハイドロソルなどは日本ではまだ化粧品原料としてより、香料としての認知レベルだったし、アロマセラピストも働きたい女性の学びたい資格の上位にあるせいで、有象無象山ほどいてでもその人達が、素材の扱いに長けている本物のプロか?と言えば、違う。
訳で。
私が、アロマの勉強をしている時に、私にはこんな付け焼き刃では何も作れないけど、この世界を習熟している人は、本当にすごいな、ということは分かりました。
医者でもないし、植物研究家でもない。
人間透察力と、分析力もなければならないし、センスも必要。
そんな能力のある人がいるのか?分からなかったけど、居たらすごいな。
もしこのブランドを成功させたかったら、『その人』を絶対見つけなければ。
と思っていた。
その人を捜し出して、その人と一緒に製品開発をしたい!
そうすれば、その過程のすべてが真実のストーリーとして、発信できる!
これが、私の見いだして行った、売れるための秘策・・・・?だったのです。

売れるビューティーブランドを作るまで⑦

2012年01月10日14:44:41
結局 売れる イコール 多くの人間の心に響く ということなのです。
何が人の心に響くのか?それにはいろいろなものがあるでしょう。
 売れるものは一つじゃないんだから。
人の心を動かすものは、人の力、または自然の力。
人もまた自然の一部だと考えれば、同じ範疇のものってことでしょうか。
私はそう思います。
人が本当に心を込めて、命を削って、時間をかけて、鍛錬を重ねて、、作っているものは、すべて心を動かされる。
それが好きか嫌いかはお好みによるけど、人の思いの込められたものでしか、人の顔はあがらない人の心は動かない。
という事実。
だから、そういうものを作り出したい、と願う人もまたその売れるものを作りたい、ということに必死にならなければ、それはできない。
なんだか 回文みたいな話になってきたからこれはもうやめますね。
ということで、今度はナチュラル素材について、深い知識と、その世界を愛してやまない気持ちとさらに、私の思いの通じる人を探すことに、集中する段階にすすみました。
もちろん、その前に、作りたいブランドの骨子は文字でまとめていきますよ。
私もプランナーでございますので、思いだけでは人には通じませんから。
その時、私の心の中に、このブランドを作り出せば、絶対多くの人の心を打つ!
と思えるコンセプトができあがっていました。
それは神様のレシピなぜこのコンセプトができあがったか、について 次回お話しします。

プラズ・マ 本日 創立11周年です!

2012年01月11日22:5:31
今日は 創立記念日 プラズ・マは11周年。
1月11日が創立記念日です。
2001年の1月11日を会社創立に日にしたのは、『覚えやすいから』そして1のぞろ目でおめでたいから。
だって、社長の私が忘れたら、笑えない・・・。
そして十分あり得るから。
私が会社を起業したのは、起業家になりたかった訳でも、経営がしたかった訳でもありません。
私らしく生きて行くには、自分で仕事をするしかない。
と思ったから。
その場所として、会社が有った方がいいから。
それが本当の理由です。
今思えば、ごく自然の成り行きだったし、今も40歳の時にそうできて良かったな、と思います。
あれから11年間の間に、様々なお仕事をさせていただきました。
いくつかのブランドに関わらせていただき、今もそのブランドが元気に活躍を続けていることを心から嬉しく思っています。
これからもプラズ・マは成長し続けて参ります。
世界がより良くなる為に、お役に立てる事は何でもする、心意気!
皆様、いつもありがとうございます!
そして、これからもよろしくお願いします!
(本日は 売れるビューティーブランドを作る迄 はお休みしました)

売れるビューティーブランドを作るまで⑧

2012年01月13日0:36:39
そのブランドのコンセプトは 神様のレシピ でした。
何故これがコンセプトになったのか?コンセプトを、言葉として知っている人は、『そういうものが有って』当たり前だと思うでしょう。
コンセプトを、概念として知っている人は、『誰もがそう思うこと』をいい得ていることがコンセプトだと分かるでしょう。
だけど、そうなる前の プレコンセプトというものは、最初から言葉があるのではなく、また概念としても明確なものではないのです。
何度も申し上げている様に、こうしたい、こうやりたい、という思いがモヤモヤとし続けて、脳内にでき始めてから、同時進行で、延々資料を集めて確認したり、延々、材料を集めて手触りや匂いや、感触を確かめたり、人に会って話を聞いたり、思いをシエアできる人とブレストしたり。
そういういつになったら形になるのか分からないけど、全部その思いのベクトルにあっているのもを、くっつけ、合っていないものを排斥続けていると、やがてモヤモヤが形化し始めるのです。
この熟成の時間がとっても大事で、私がこれまで作ったブランドの経験では、1年とかかかる感じがします。
1年が必要ということではなく、経験の印象ですが。
そもそもナチュラルという曖昧な範疇に、ナチュラルでもきちんと効果をだす、ことが必須だということまで分かっている段階で、モヤモヤしていた訳です。
そのモヤモヤのまま、いつ結実するとも分からない、でも多分その日が来るという漠然とした、しかし確乎たる確信のある、という、どうにも中途半端な状態を維持しつつ、私は実際に上記の様な様々な、活動を続けていました。
そして、とある、材料を探しに出向いていた素材メーカーさんの、長いミーティングのあとで、一息つく為に、会社の外の空気を吸っている時に、それは舞い降りたのです。
ああ、これは全て「神様のレシピ」なんだ。
と。
私が求め続けていたものは、自然と言うすばらしい恩恵の中からいただく、ほんの一部だけど、こういうものを作りたい、と私が思うことも、ここで出会っている材料の原料になっている自然も、この材料と巡り会った事も、今ここにいることも、全部が神様のレシピなんだ。
それは、啓示、と言える様な瞬間でした。
漠然と思い続けている、でもまっすぐ進み続ける、というゴールの見えない旅は、ちょっと不安になるし、果たして本当に何かに合っているのか確かめられないけど、その孤独さに耐えられるならば、必ず訪れるものだと思います。
そしてコンセプトは形となりました。

売れるビューティーブランドを作るまで⑨

2012年01月13日17:13:31
神様のレシピそのブランドを理解して、一緒に作ってくれる専門家を探すことが私の次なるミッションでした。
1億2千万人いる日本人の中に(いえ、外国人でもいいけど日本語が基本だから)一人、このコンセプトを理解しえる、専門家としての能力を持っている人がいるはずだから。
そう思って、人探しを初めて数ケ月。
実際に何人もの候補者の方にお目にかかりました。
どの方も専門的な知識があり、経験も実績もあり、経営的なセンスもある方もいらっしゃいました。
だけど、神様のレシピに反応してくださり、私もまた、その人に強く共感をした人間は1人。
そういう出会いを求めて、次々人にあう、というプロセスも必要です。
今まで心の中での形はできていたけど、それを実現してくれる作り手であり、調整し最終型まで形とってくれる人 を見いだせないと、結局夢は夢で終わってしまう。
いよいよブランドの形化の担い手たる、その人に出会った時のことは、今でも忘れません。
数時間の面談の後、私はこのクライアントの責任ある方に言いました「この人ですね」

売れるビューティーブランドを作るまで⑩

2012年01月16日23:1:37
え?でもその夢を実現するのは自分じゃないの?と思われるかもしれませんが、私の立場は決してクリエーターではない。
プロデューサーの立場なのです。
オーケストラだったら指揮者。
演奏家ではない。
でも理想を作る。
メロディを繰り広げ、感極まる瞬間のイメージを先に作る。
そしてそのイメージを具現化してくれる演奏家、それも最高の演奏家を探す‥‥私がブランドを構築する時に使っている方法は そういうスタイルなのかな、と思います。
私の頭の中にあう理想の人材、それはナチュラルの素材を習熟している方。
そして、ナチュラルは効果はない、という(証明されていない)弱みを解決するという課題に共に挑戦し得る方。
共に仕事をしたいと思う、魅力の有る方。
そういうイメージにぴったりのクリエイターの人に巡り会ったのですから、とても嬉しいと思いました。
でも、すごく不思議なことなのですが、そういう人と巡り会った時、わ〜〜〜〜!!
居た!!
ではなくて、すごく自然に「会えましたね」という静かな印象を持つのですよね‥。
その重要なパーツを見つける事、これが第二ステップ(コンセプトを形にるすのが第一ステップだとすれば)でした。

売れるビューティーブランドを作るまで⑪

2012年01月18日20:3:17
クリエイターを見いだすことが絶対条件ではないと思います。
色々なマーケティング方法が有ると思いますし、答えは一つではないのですから。
ただ私は、お客様である対象がどうしても欲しい!
必死で欲しい!
と思うものを作る事がゴールだと思っているので、それだけの思いを、感動を作るのに、真実がなければならないと信じているのです。
だから真実を持っている人間を捜す。
そして出会った次には、その人の人となり、考え方、頭の中を徹底的に探らせていただくステップに進みます。
その為には相互に本物の信頼関係ができなければ、それはできません。
私の目的をご理解いただき、相手の意志を確認し、同じ目的を共有しあえるパートナーになれることを願います。
心を開き、相手を本当に尊敬します。
そして、このブランドに直接関係のある事もない事も含めて、徹底的に話し合うのです。
ブランドが子どもだとしたら、産み出す夫婦がコミュニケーションを取れば取るほどいい子ができる、みたいな感じ??かな。
今迄私が取り組ませていただいたクリエーターの皆様。
最初はなんでこの人はこんなにも色々聞いてくるの?と思われたかもしれませんね。
でも、ご本人は重要だと思っていないことでも、素晴らしい事実、素敵な真実があることがしばしばあるのです。
なので、私が行う第3のステップは、クリエイターさんと徹底的なコミュニケーションをとることなのです。

売れるビューティーブランドを作るまで⑫

2012年01月20日8:57:44
徹底的にクリエイターさんと話し合って行くと、このブランドのコアにすべきことが具体的に抽出できてきます。
かつては私一人で妄想していたものが実体化してくる感覚。
しかも彼女ならではの、宝物の種がばんばん掘り出されてきます。
ここは、プロデュースする人間としては、一番面白くて楽しくて、期待わくわくのプロセス。
ええ??そんなことできるの?そんな事知ってるの?そんなもんあるの?まあ、そんな感じでほって行く訳です。
いいねえ、それ、いいなあ、それも、きっとお客様はびっくりだよ。
それはお客様がよろこぶよ。
そういう事の種をどんどん出して行く。
相手は専門家だから、お客様にとって価値があるかどうかを判断する事はないので、宝物が宝物になっていないことも多いのです。
そうやって沢山引っ張りだした種の中から売れるヒットの芽がでてきます。

売れるビューティーブランドを作るまで13

2012年01月22日0:7:3
実際にこのクリエイターさんと共に過ごして驚きとともに発見したことはこのかたの才能だけでなく、人やモノをひきよせる力。
そしてそこに集まってくるものがどれも『本物』であることでした。
特に原材料を生産している会社の経営者の方々に実際に会いに行き、お話を伺い生産現場をみせていただき、説明を受ける度に、大きな感動や発見を頂きました。
自社商品を愛する気持ちなど、どの会社でも有って当たり前、かもしれません。
しかし、このクリエーターさんに邪心が無いからなのか集まる資源の生産者にも邪心はないが、信念があり、苦節何十年も孤独な戦いを続けてきている方が多かったことは真実です。
神様のレシピ がここにも。
と思わずにはいられませんでした。
だって、普通だったら絶対に会わないだろう方や絶対に行く事の無かった場所迄出向いて何年もかかって育ててきた植物や、加工してきた材減を実際に触り、香り、確かめて、感じるたびに「真実の物語」を実感したのです。
ああこれは素敵なブランドになるな〜。
私はどこに行っても心から笑顔になれました。